
今回は、発達障害を持つ長男に、弟が出来た時のお話です。
発達障害がある長男は、興味がない物にはとことん興味を示してくれません。
そして人よりも物に興味が強い特性があるので、自分が好きなおもちゃで一人ゆっくり好きに遊びたがるタイプで、小さな子を気にすることは全くありませんでした。
そんな長男が二歳半の時、弟が生まれました。
最初は長男が弟を受け入れてくれるのか、可愛がってくれるのか、本当に不安でしようがありませんでした。
案の定、生まれて数か月は弟君への興味は皆無。ですが、そんな長男も弟の成長と共に少しずつ弟に興味を持ち始め、今では二人で遊んでくれるまでに成長してくれました。
妊娠から出産、さらに弟が成長するにつれてお兄ちゃんがどんな変化を見せてくれたのか、また、その時私が気をつけたことをご紹介したいと思います。
妊娠中の反応は…やはり何かを感じていたよう
弟の妊娠が分かった時、長男は二歳前でした。この頃、長男は言葉もほとんどしゃべれず、今思うと私への反応も薄かったしコミュニケーションがとりづらい子供で、「ここに赤ちゃんがいるんだよ」と話しても全く興味がありませんでした。
ちょうどイヤイヤ期と重なってほぼ毎日癇癪を起こされ、偏食でご飯の幅も広がらず、私も初めての育児で家の中はてんやわんやの大荒れで、この時期だけはもう二度と経験したくないくらいに大変でありました(;’∀’)
お腹が大きくなり始めると、長男は何かを察したのか、とにかく癇癪がひどくなりました。あと、短期間ですがチック(目を異常にぱちぱちする)も出ました。それはもう、悪い方向への変化がすごかったです。
たぶん、私が抱っこしてあげられなくなったり、抱きしめて寝てあげられなくなったりして、長男なりに「何かおかしい」と感じていたんではないかなぁと思います。でも、この時期はどのママさんに聞いても何かしら上の子に変化は現れるみたいなので、正常な反応なんだと思います。
二歳過ぎたあたりから言葉がぐんと増えて、本人の中の変化が大きかったのも一因かもしれないですね。
産まれた時の反応は?

妊娠中はそんな感じであまり赤ちゃんに興味がなかった長男。出産した翌日、ガラス越しに弟君と初対面したですが、赤ちゃんよりもケースにつながっている機械類が気になるようで、赤ちゃんは無視。
そして、2日ぶりに会ったママとの再会も、
「お兄ちゃん!ママ会えなくて寂しかった!」
「ママ、ユーチューブ見てもいい?」
「最初に言うことがそれかーい!?」
それはもう熱量100対熱量5くらいの温度差を感じる再会となりました(;’∀’)
退院後も、なんとか赤ちゃんと仲良くしてほしくて、事あるごとに「弟君だよ!かわいいね。なでなでしてあげて!」と声をかけるも、「なでなで(口で言うだけ)、もう行っていい?」と赤ちゃんを見ることなく行ってしまうだけ。
里帰り出産で、私と居なくてもおじいちゃんがいてくれるので、巷でよく聞く赤ちゃん返りもなし、と言うよりも里帰り中は私に甘えることはほぼなし。
これでは良くない。そう思った私は自宅に帰ってから本格的に長男と弟を仲良くするように頑張りました。
弟君に関心がないお兄ちゃんにやったこと

産後一カ月で自宅に帰り、私と息子二人と時々父親(仕事で帰りが遅いため)での生活が始まりました。
相変わらず私が声掛けした時だけ見るくらいで、弟君には興味がわかない長男。興味がないというか、おもちゃやDVDなんかの方が優先で、弟を見るよりとにかくそっちで遊びたい!って感じでした。これも人より物に興味がある彼の特性なんですよね。
触れ合わせる機会を設けた
このままではいかんということで、弟君にちょっとずつ触れ合ってもらいました。
具体的には
・赤ちゃん返りは見られないとは言え、出来るだけ長男を優先(これは下が出来た時の鉄則と言われてるので一応)
・弟はベビーベッドの柵の隙間からお兄ちゃんをじーっと見るのが好きだったので「お兄ちゃん大好きなんだね」と、弟君は長男が好きなんだぞ、アピール
・おむつを持ってきてもらったり、おもちゃを渡してもらったりとお手伝いしてもらう
なんかです。大したことはやってないんですが、とにかく弟君がいるんだよ!お兄ちゃんなんだよ!と言うことに気付いてほしかったんです。
お兄ちゃんが変わった!弟君が笑うと嬉しいんだ!
そんなこんなで私が仲を取り持つ関係だった二人ですが、弟があやして笑うようになったころから、ちょっとずつ変化が出てきました。
弟を変顔で笑わせてあげることが増え、弟が笑うと長男もまんざらでもない感じ。長男がテレビで笑って弟も長男が笑っているのを真似して笑って、それを見て長男がもっと笑って、弟がさらに笑って…なんて光景も見られるように。ちょっとずつ、兄弟の関係が出来始めて来たんです。
お兄ちゃん大好き!な弟君が一人っ子をお兄ちゃんにしてくれた

弟ができてから、今に至るまで長男はとっても成長してくれたと思います。
と言うのも、弟君はお兄ちゃんがやっていることがなんでも大好きで、長男が嫌がっても関係なく寄っていくので、否応なく変わらざるを得なくなった感じです(;’∀’)
口で気持ちを伝えることができるようになった
ここ数年で、長男は口で伝えるのが本当に上手になりました。小さなころから暴力はダメ!と教えているので、長男は絶対に弟君を叩きません。
でも、弟はお兄ちゃんでも関係なく叩くし、おもちゃは取るし、結構やりたい放題します(;’∀’) 注意してもまだまだ小さいので全く聞きません。
かなり理不尽な状況ですが、それが功を奏したのか「僕が遊んでいるから返して!」「弟君も同じことされたら嫌でしょ?だからしちゃだめ!」「これ貸してあげるから、さっきのおもちゃは返して!」などなど、自分の気持ちをしっかり相手に伝える経験が増えました。保育園でも、自分の気持ちはしっかり伝えることが出来ているようです。
順番に遊ぶことができるようになった
我が家の兄弟、ほぼ毎日どっちが先におもちゃで遊ぶかケンカしています。と言うか、長男が遊んでいたおもちゃを弟が無理やり取りに行って、ケンカになってます。最初に持っていた方が先に遊ぶ、でもしばらくしたら貸してあげる、が怒らないで出来るようになりました。
一緒に遊ぶようになった
まだまだ弟君に合わせて遊んであげることは出来ませんが、自分が好きな遊びなら一緒に遊ぶ習慣ができました。
机の下で一緒に秘密基地ごっこをしたり、ソファーで弟をお客さんにして運転手ごっこしたり、ふたりでギャーギャー言いながら追いかけっこもしています。自分に付いてくる弟は面白いみたいです。
他の赤ちゃんに興味が出た
あんなに赤ちゃんに興味がなかった長男ですが、弟と触れ合うようになってから保育園の赤ちゃんを気にするようになったそうです。
さらに、赤ちゃん人形にミルクを上げたり、おむつを替えたりするおままごと遊びもするようになりました。
まとめ
最初は全く赤ちゃんに興味がなかった長男ですが、弟君の自我が出てくるにつれて興味を示してくれるようになりました。
これからの二人の成長は、また報告したいと思います。