子供を育てるのって本当に大変です。特に、発達障害を持つ子供の育児は、色々と難しいと思うことも多いですよね。
私も実際、ADHDを持つ5歳の長男の育児をしていますが、しんどいなと思ってしまうことが良くあります。
ADHDの子供を叱るのはダメ、褒めて伸ばさないといけないと療育の先生にも言われているし、頭ではわかっているけれど、やはり私も人間なので、イライラすると理性が働かなくなってしまうことも多いんです。
今回は、私が長男についついイライラしてしまうポイントと、そうならないために実践している解決法をご紹介したいと思います。
つい目に付いちゃう!ADHDの長男にイライラするポイントは?
まず、私が長男いついついイライラしてしまうポイントをまとめたいと思います。
ADHDの特性はその子によって全然違うのでポイントは違うかもしれませんが、イライラするのは自分だけじゃないと思ってもらえるのではないかと思います (;’∀’)
何度言っても同じことをする
どんな子どもでも、同じことを何度もしてしまうことってあると思います。
ですが、ADHDの子の場合はそれが本当に多い!そして、注意してもあまり心に響いていないような、聞いていないような態度をとるので、ついイライラして「聞いてるの!」と怒ってしまいます。
あとは、普通の子なら分かる線引き…例えば、「これ以上やると本格的に怒られるからそろそろやめよう」という暗黙の了解が分らないので、何回注意されても本格的に怒られるまで続けてしまうのもイライラするポイントです。
これはもう、何度も根気よくダメだよと教えていかないといけません。あと大切なのは、たまに出来た時に大げさにほめてあげることです。我が家の場合、何度言っても靴をそろえなかったのが、ある日たまたまそろえた時に「すごいそろえられたね!えらい!」と大げさにほめてあげた後、本人もやる気を出して継続して靴をそろえられるようになったことがあります。
周りが見えてない
興味があるものに対する衝動が強いADHDは、自分がやりたいことを見つけると、周りが見えなくなってしまいます。
家の中なら対して問題になりませんが、周りに人がたくさんいる時は本当に困ります。買い物中に大好きなおやつを見つけるとその瞬間に猛ダッシュ。前に小さい子が歩いていようが、曲がり角から人が出てこようが、気に留めずにおやつまで走っていきます。
これが次男なら、もし気になるものがあっても人にぶつかった時点で意識がそちらに向いて、謝ることは出来なくても「どうしよう…ぶつかっちゃった」みたいな態度を取ってくれます。そうすると、まあぶつかられた方もほとんどの場合「大丈夫?」と声をかけてくれるので、こちらも謝りやすいんですが、長男は人にぶつかっても意識がずっとおやつに向いているので、気にせず行ってしまいます。
そうなると、ぶつかられた方も「なんで?」となるわけで、こちらは本当に小さくなって謝罪することになります。周りに迷惑をかけることへのイライラや、しつけができてないと思われるんじゃないかというイライラが地味に溜まって行きます。
我が家では、事前に何度も「お店では絶対走らない」と約束することで多少改善しました。ADHDの子は忘れやすい特性もあるので、買い物に行くのが夕方なら、朝、昼、行く直前と何度も「走らない!」と言い聞かせるといいと思います。「今日はお店で何したらダメなんだっけ?」とあえて本人に言わせるのも効果が高いと思います。
癇癪を起こす
5歳になる長男は、今でも機嫌が悪い時や眠い時はよく癇癪を起こします。
「ぎゃー!!!」と泣き叫んで何を言っても聞いてくれないので、こちらも何とか言うことを聞かせようとイライラして、お互いにヒートアップしてしまいます。
こんな時は、ひとまず子供の近くから離れ、クールダウンする時間をとるのがおすすめです。
癇癪を起こしているときに何か言っても、子供は余計に怒ってしまいます。一度落ち着いてから話をすると、意外とすんなり話を聞いてくれることも多いので、まずはお互い気持ちを落ち着けるのがいいと思います。
私のおすすめのクールダウンの方法はこちらで紹介しています。
怒りたくないのに怒ってしまうのはあなただけじゃない
ADHDの子供を育てるのは、健常児の何倍も大変だと思います。
それに、子供の障害はなかなか人に打ち明けづらいこともあり、悩みを一人で抱えてしまいがちで、しんどさが全然消化できずにどんどん溜まって行ってしまうんです。それが、子供へのイライラを助長させてしまう。
私もそうですし、療育で出会うママさんも皆同じように感じていました。あなただけじゃないんです。
何度も言いますが、発達障害の子供を育てるのは本当に大変です。一人で抱え込まず、まずは相談できる人を作ることで、心が楽になるかもしれません。
信頼できる人がいなければ、市町村が設けている相談窓口に話をするのもいいと思います。どうか一人で抱え込まず、つらい時はどこかに相談するようにしてくださいね。