療育を始めたばかりの頃はやる気に満ち溢れていたのに、なんだか最近本当に疲れる…療育やめたい…。なんとなくそう思い始めてしまった私ですが、ネットで調べてみると、なんと同じように感じているママがたくさん見つかりました!
「療育つかれた」
「発達障害の子供を育てるのに疲れた」
「何度も鬱病になった」
そんな悲しい声であふれていたんです。
どうしてそんなに療育で疲れてしまうのか、ネットを見て思ったことや私なりの解決方法をご紹介したいと思います。
療育に期待しすぎた
発達障害が気になるなら療育!とにかく療育!療育!!療育!!!
インターネットにはそんな言葉が並んでませんか?
確かに、発達障害は子供の特性ですから薬で治るわけではないですし、療育でトレーニングして、ちょっとでも子供が生き安いようにしてあげるのが良いと言われています。
療育は薬ではないので、あくまでもサポートしてあげられるだけなんです。
でも、あれだけ療育!療育!とネットに書いてあるのだから…、お医者さんや先生も療育をおすすめしてくれたし…、と、療育に過度な期待を寄せてしまっている私がいました。
最初は、ちょっとでも良くなるんじゃないかと療育に頑張って通わせるのですが、半年経ち、一年経ち、と続けてもあんまり変わってない気がする。
やっぱり家ではイライラすることが多いし、困ることも減ってない、むしろ増えている。
これ位なら、療育に通わせなくても普通に成長したんじゃない?
頑張って療育に通わせたのには何だったの?
そんな思いから、療育に通わせるモチベーションが下がり出し、療育が疲れると感じ始めてしまいました。
療育に通わせる負担が大きい
我が家は、多い時だと週4日療育に通っています。
仕事の傍ら、片道30分の距離を車で送り迎えするのはかなり負担になりますし、時間のロスが多いなぁと感じます。
それに療育の日はお弁当なので、朝早く起きてお弁当作りもしなくてはなりません。
最初は頑張れていたものの、次男や自分の体調不良と重なったり、仕事の予定が組めなかったりが続くと、心が折れてしまうことも多いです。
途中でやめられないジレンマ
「療育は効果が出るまでに時間がかかる」
と言うのは、みなさんいろんなところで言われていると思います。
この言葉が厄介でして、一度療育を始めてしまうと、辞め時が分からなくなってしまいます。
と言うのも、「今やめたらこれまで積み上げたものが無駄になってしまう」「もしかしたら来月には効果が現れるかも」と言う心理が働いてしまうからです。
実際インターネットを見ていても、療育を始めたはいいもののいつやめたらいいのか分からないという人が本当に多いんです。
私はとりあえず小学校の入学を一つの区切りにしたいと思っているんですが、その時になったらやっぱり続けてしまう可能性も高いと思ってます。
話を聞いてもらえない、相談できる人がいない
インターネットを見ていると、子供の発達障害で悩んでいる人の多くが「相談できる人がいない」と感じていることが分かります。
発達障害はまだまだ偏見が強く、公にするのに抵抗を感じる人が多いんですよね。
パートナーへの不満が溜まっている人多し
そして、パートナー(多くの場合はパパ)の理解のなさや、協力の不足が、療育疲れを加速させているように感じました。
実際、療育に子供を連れてくるのはほとんどがママで、パパは仕事だったり、家でお留守番だったり、来ていても車の中で待って居たりで、ほとんど療育施設の中で見かけることはありません。
二人の子供なのに、療育に関してはママが主体になってしまっていて、送り迎えや療育の日程、先生との対応などの小さなことまで全部ママの負担になってしまっているんですよね。
また、療育は家庭でも行うのが良いと言われているんですが、これもなかなかパパが理解してくれないと感じているママさんが多いです。
せっかく褒めて伸ばしているのにすぐに怒ってしまう、ルールを守らせたいのに子供に甘くしてしまう、療育の話をしているのに全く聞いてないし他人事…。療育のママさんと話していると、子供が大変と言う話をしていたのに、気付いたらパパの愚痴大会になっていた、なんてこと多いです。
療育は大変だけど子供のためには頑張りたい、疲れてもしょうがない、そう思えるママさんは実は多いと思います。でも、パートナーが協力してくれないことで療育が上手くいかないように感じて、療育が負担になって療育疲れになってしまってるママさんも実はかなり多いんではないでしょうか?
同じ環境の友達を作るだけで全然違う!
私が子供を療育に通わせ始めてから大きく変わったのは、これまでは誰にも相談できなかった子供の障害のことを、気軽に相談できるママさんが出来たことです。
「こんなことがあってイライラしてしまったんで聞いてください!」
「こんな困りごと、みんなどうやって対処してる?」
こんな些細な話にも、ものすごく救われるんですよね。
だってこれまで、園の他のママさんの悩みは「いうこと聞かない」とか、「友達とケンカばかり!」とか、私からすれば「それくらい問題ないよな?むしろうらやましい」と思うようなことで、まさか「コミュニケーションが取れない」なんて相談は間違ってもできなかったんですよね。絶対わかってもらえないし、変な目で見られるのも怖いし。だから、会話が弾まない弾まない(-_-;)
でも、療育のママさんとは「わかる!うちもこんなことがあって~」と気軽に相談ができる。これって本当に大きなことなんですよ!
小学校や療育の情報を交換できるのも強みと言えます。
傷の舐め合いと言われればそれまでなんですけど、それで心が癒されるなら無問題です!
まとめ
これからも、療育がしんどいと感じることはたくさんあると思います。親だって人間ですから、体調が悪かったり心に余裕がない時は、子供を一番に考えられないときがあって当たり前です!
この記事を読んで、少しでも解決の糸口の先っちょの方だけでも見えていただければ、とてもうれしいです。